新規に購入したDJI Osmo Action 3と歴代のアクションカメラ達

DJI OSMO POCKETの上でヘソ天で眠る“はちちゃ”と角に乗っている“はちくろ”の子猫。
なんでDJI OSMO なん?これはフラグね。
もう少ししたら回収します😁とFacebookに書いたのが4月2日のこと。

DJI Osmo Action 3が発売された2022年10月当初は47,300円でした。それから1年経った2023年9月にOsmo Action 4が出たときには40,000円を少し超えたぐらいが実勢価格になりました。そして2024年2月中旬にメーカーサイト価格がなんと30,000円を切る29,700円になっていました。
今までの実勢価格が35,000円前後だったので戦略的な価格設定をしてきたようです。新しいAction 4(CMOS 1/1.3)と3(CMOS 1/1.7)の違いはほぼ受光素子のサイズだけらしいです。

4月1日にAmazonで注文してしまいました😄何で4が出ているのに3なの?そりゃ価格ですよ価格。3万円を切ったんですぜ旦那❗️
DJI Osmo Seriesはこれが二つ目です。最初は2019年8月に42,590円で買ったOsmo Pocket(初代)ジンバルカメラ(写真⑨)です。

アクションカメラとしてのメインツールはGoProで、初のGoProは2015年に7月にHero 4 (Silver) アドベンチャー (写真①) を44,980円でCostcoで購入したのが最初の出会いでした。
手ぶれ補正も何もないベーシックなアクションカメラで、防水ケースに入れないと本体だけでは防水機能は全くない軽量なカメラです。
これは今でも人気があるらしくて愛用者を見かけます。
マイクがUSB→ピンシャックで使えるのも人気の理由?そして2021年3月に41,850円で買ったのがGoPro Hero 8の限定ボックスでした。

今回買ったDJI Osmo Action 3は2024年2月に価格の見直しで標準セット(コンボ)が29,700円と3万円を切る価格になったので、1世代前のGoPro Hero 11かOsmo Action 3にするか迷っていたところに価格が下がったので購入しました。
電池の持ちと熱暴走しないところが一番の魅力。
それと手ぶれ補正機能もね。

GoProは暑けりゃ熱暴走するし寒いとバッテリーが保たないなど、どう考えても未完成なアクションカメラなのに、市場評価だけが独り歩きしていて「GoPro買っておけば間違い無いだろう。」と言う安直な人たちのお陰で成り立っているような未完成なアクションカメラです。

DJIはドローンの世界では一番有名なメーカーでして、これに搭載されているカメラの良さをアクションカメラに持ち込んだものだと解釈しています。

① GoPro Hero 4 2015.7.10,
② SJCAM 2016.5.27,
③ SUNNYCAM:2016.6.24,
④ RUNME,
⑤ Insta360 go 2020.3.27,
⑥ Insta360 ONE X:2020.4.4,
⑦ FeiyuTech RICCA: 2020.10.25,
⑧ GoPro Hero 8:2021.4.1,
⑨ DJI Osmo Pocket 2019.8.4

Fiber Cam(ファイバースコープ 200万画素 内視鏡カメラ)

2023年7月に購入したデジタル顕微鏡に続き、またまたAmazonのお勧めに出てきて、その罠にハマって購入したファイバースコープです。

これは人体に使用する内視鏡ではなく、人間の目が届かないところにカメラを持ってくるための道具。

直径が7m/mで少し硬めの光ファイバーケーブルが5m。

先端のレンズの周りにはLEDライトが付いていて暗いところでの撮影を可能にしています。その周りにはネジも切ってあります。

光ファイバーケーブルにはモニターは付いていなくてLightning端子になっています。つまりiPhoneやiPadのLightningコネクタに差し込んで、iPhoneをモニター代わりにするものです。

iPhoneの画面は非常にきれいなので、モニターとして使用するのにもってこいです。ケーブルの終端近くにはレンズ先端に付いているLEDの明るさを調整するダイヤルも付いていて、消灯することも可能です。

オプションとして先端にねじ込んで使うネオジウムマグネットとフック状のアダプターも付属しています。

業者用のファイバースコープのように詰まった配管やパイプの状態を見るのに使用されているものとほぼ同一です。

防水性能もIP67となっており、水深1mの水の中に30分以上浸けていても大丈夫なように出来ているようです。

買ってから撮影してみたのがこれです。1/18スケールのミニカーの内部を見てみたり、掛時計の機械部分に差し込んで内部を見たりしました。

解像度は1600✕1200とショボいですが、静止画と動画がiPhoneにインストールしたアプリでコントロール出来ます。

アプリの名前は“DEPSTECHCAM”という名称です。

アプリはご想像通りのChina製でShenzhen Deep Sea Innovation Technology Co., Ltd.と表記されていました。

AppleのAppStoreの表記を見るとデータの収集なしとなっていますが、安心はしないほうが良いと思います。
接続時にローカルネットワークをONにするように表示が出て、ストレージはiPhone内部ではなくiCloud Driveがデフォルトになっているようなので、これは設定からアプリの“DEPSTECHCAM”を選択してアプリ内の設定をローカルネットワークをOFFにそして書類ストレージをiPhone内に変更しておくことをお勧めします。
なにせChina製のアプリですから用心に越したことは無いですね。

アプリがアップデートされる毎に良くなってゆくSeeStar S50

昨年の2023年9月30日に届いたSeestar S50。

iPhone用のAppが頻繁なアップデートを繰り返してゆく度に機能が追加されていき、益々の性能になって行っている。

届いたときのAppバージョンは1.80だったが、すぐに最初のアップデートがあってv1.91になった。

ここで最初期からのAppのアップデートの流れを書いてみよう。

“アプリがアップデートされる毎に良くなってゆくSeeStar S50” の続きを読む

2024年の最初に星雲撮影

年末から新年に掛けて天候はあまり良くなくて天体撮影に向かなかったが、11日は昼間から空が澄み切っていたので21時を過ぎた頃にZWO Seestar S50でオリオン大星雲M42と馬頭星雲IC434を撮影した。

この夜は幸いにも新月だったので、澄み切った空と合わせて星はかなり輝いていた。

ベランダに設置したSeestar S50の電源を入れたら撮影は室内のiPhone XRで行うだけである。

外気温が3度や氷点下になったとしてもSeestar S50にはレンズヒーターが内蔵されているので、レンズ結露はしない(はず)

但し低温下のバッテリーは動作時間は短くなるように思う。

その夜に撮影したオリオン座にあるオリオン大星雲M42と三つ星の左端にある馬頭星雲IC434を撮影したのがコレだ。

左が馬頭星雲IC434と燃える木 右がオリオン大星雲M42
左が馬頭星雲IC434と燃える木 右がオリオン大星雲M42

SkyWatcher SkyMax 127の電動フォーカス化がようやく完成

昨年の5月にシュミット楽天市場店のアウトレットで購入したSky-Watcher MAK127のピント合わせが手動だったので、6月にシュミットから出ているSky Watcherフォーカスモーター(電動フォーカサー)を取り付けた。

アルミ製のGT2 2GT 20歯タイミングプーリーと元から付いていたノブを利用して電動で動かしていたが、そのあとすぐにGT2 2GT 40歯タイミングプーリー(Bore Diameter : Bore 12mm, Width : Width 6mm)が届けられて交換しようと…思いながら交換せずに放置していた。

使い勝手に関しても特に問題がなかったのでそのまま使い続けて約1年以上、放ったらかしにしていた😅。

2023年の11月11日(土曜日)の午後から重い腰を上げて、ようやく手動のフォーカスノブをアルミ製のGT2 2GT 40歯タイミングプーリーに取り替えた。

このマクストフカセグレイン式の望遠鏡はフォーカスノブを軸に固定することでピントリング軸の位置決めをしているので、取り外したら軸が奥に入り込んでしまうためスペーサーを自作。
厚みは5.5mm。弾力性のある樹脂で作った。

それをピント調整ノブの軸に差し込んでからGT2 2GT 40歯タイミングプーリーを取り付けて完成。ギヤ比は1:2になった。

このアルミ製のGT2 2GT 20歯と40歯、そしてタイミングベルト200-2GT-6は日本のamazonではなく米国のamazon comから購入した。

関連記事:
SkyWatcher SkyMax 127の電動フォーカス化がほぼ完成
SkyWatcher SkyMax 127を電動フォーカス化

今夜もIC434(馬頭星雲と燃える樹)

ウチの家は立て込んだ町家の中にあるので開けた空がない。南側は小さな窓から南と南西の空が見えるだけの狭さである。全く持って天体撮影には不向きな住まいなのである。そんなところでも天体写真は撮りたい。

11月1日3時頃、満月も過ぎて月は南西の空に輝いている時間。ちょうど南の空にはオリオン座が見える。

歳取ったからかトイレが近くなったからか3時頃になったら自動的に目が覚める体質👀🤣

南側の廊下に面した窓を開けたらオリオン座がくっきり。少し離れて月もくっきり🌖。

トイレが終わったら眠気も少し収まったのでZWO Seestar S50を取り出して窓辺にセットしてみた。

雲が全くなかった夜空なので今夜もIC434(馬頭星雲と燃える樹)を昨日より少し長い時間撮影してみた。

それにしても空が明るいと思ったら右側に月齢17の月が🌖。そりゃ明るい夜空なわけだ。

それでもこれだけ綺麗にオリオン星雲や馬頭星雲が撮れるのはZWO Seestar s50の凄さだな。

左側の上に見えるのが散光星雲IC434の中で輝いている“燃える樹”と下が馬頭星雲、右側がM42オリオン大星雲
左側の上に見えるのが散光星雲IC434の中で輝いている“燃える樹”と下が馬頭星雲、右側がM42オリオン大星雲

#seestars50
#zeoseestars50

月を撮影するときは写真か動画か

月のように動かないものを動画で撮ってもしょうがないだろと思う貴方。これを知ったら動画で撮るのは優れていると思うはず。

さて、なんのこっちゃと思うでしょ。

天体写真は月でも惑星でも静止画1枚撮影しただけではきれいにはならないのですよ。

同じ写真を何枚も撮影して、それを重ね合わせてひとつの画像にする。重ね合わせることで細部まできれいな映像を得ることが出来るのです。

左が静止画で右が動画からStackした画像
左が静止画で右が動画からStackした画像の一部を拡大

私が高校生の頃はコンポジットと言っていたのですが、本来の意味でいうとコンポジットではなくスタックが正しい表現だと今では言われていますので、これからはスタック(Stackとは重ね合わせるという意味)と呼ぶことにします。

2023年10月25日に月の写真を撮影しました。午後に降った雨の影響で空は澄み渡ってきれいだったのですが、空気の揺らぎが大きくてシャープな写真は望むべくもありませんでした。

それで撮影はNIKON Coolpix P1000で撮影したスチール写真と、同じくP1000の動画モードで撮影した画像を比較してみたいと思います。

このP1000というコンパクトではないコンパクトカメラの動画は4Kで撮影が出来るのです。

1080P(FHD)の場合は1920×1080ですが、2160p(4K)では3840×2160で撮影出来るのです。このカメラの良さはここにも有りました。

これで撮影した月の動画画像をM1チップ搭載のMcBookPro 14in.にインストールしたLynkeos  AppでStack処理をします。

NIKON CoolPix P1000の光学系は半端なく素晴らしくて、こんなスペックです。

レンズ
レンズ 光学125倍ズーム、NIKKORレンズ
焦点距離 4.3-539mm(35mm判換算24-3000mm相当の撮影画角)
開放F値 f/2.8-8
レンズ構成 12群17枚(EDレンズ5枚、スーパーEDレンズ1枚)

静止画の撮影は16M[4608×3456]で撮影しました。
動画の撮影は2160/30p[3840×2160](4K UHD)です。

これの画像を掲載しておきます。

ヌメッと滑らかな画像になっているのが動画をStackしたものです。
※拡大したら違いが分かると思います。

Seestar Appが正式に日本語対応

ZWO Seestar S50を購入時にiPhoneにダウンロードしたAppのバージョンはv1.70だった。その後すぐに1.80になったが日本語対応はまだだった。

Webで調べたらTestFrightというAppをダウンロードしてからβ版の1.90がテスト出来るようだったので10月3日にやってみた。
Firmwareも1.58からv1.65になった。

v1.90βでは日本語対応されていてずいぶんと使いやすくなっていた印象。Android版はv1.90βが無いそうなので可哀想…😜

そして10月12日。正式なv1.90がApp Storeにあったので正式版をダウンロード。

β版との違いは…分からん😅

10月14日(土)にはv1.91になってFirmwareも1.68にアップしたらすぐに1.70になった。

ついでに…MacOS13.0以降とApple M1以降のチップを搭載したMacが必要です。と書いていたので、AppStoreからダウンロードしてみたらMacBookPro 13-inch, M1, 2020 (macOS Ventura 13.6)で動作した。

昨夜の空はかなり良好だったのでSeestar S50で星雲撮影

クッソ暑い夏の呪縛からようやく解き放たれた10月。と思ったら急に涼しくなって秋の気配が深まり出した昨夜の12日に空を見上げたらかなり澄み切った空だった。

とは言っても私の住んでいる地域は都会ほどの明るさではないものの、街明かりがあって二等星の北極星ぐらいはすぐに見つけられるが、三等星以下になるとまず見るのが不可能。

購入の翌日に撮影した時よりも空の状態が良かったので、19時頃にベランダにセットしたZWO製 Seestar S50で天頂付近の小狐座の胸の辺りにあるダンベル星雲(M27 Dumbbell Nebula)を撮影してみた。露光は10sec。それをスタックして6minの重ね合わせたもの。

続いてアンドロメダ大星雲(M31 Andromeda Galaxy)さんかく座銀河(Triangulum Galaxy)、そしてNGC 281(Pacman Nebula)“NGC281は、カシオペヤ座に位置するHII領域で、ペルセウス腕の一部である。散開星団 IC 1590や重星 HD 5005、複数のボック・グロビュールを含んでいる。(WiKiから抜粋)”を撮影した。

前回撮ったものと一緒なのは比較のためである。

街明かりのない空気の澄み切った地域なら、もっときれいなものがいっぱい撮影できるのだろうと思いを馳せながら暖かい部屋の中で撮影されて出てくる画像を眺めていた。

※星を観るのは決してロマンチックではない。撮影場所は危険だし、撮影機材には多額の費用が掛かり、夜は暗いし暑いし寒いし健康に良くない。夏なら蚊に刺される。などロマンチックなところなんてまったくない。

高校の地学部(天文)に入ったときには10人近く入部したのに2年生になったら残っているのは私だけだった。同級生で入部した男も女もこんな事を言っていた。「夜に天体を観ていたらテレビが観れない(ビデオなんてものが無かった時代)、家に帰るバスがない(田舎から来ている女の子)、他の人と遊びたい。蚊に刺される。夜は寒い。お腹が減る…etc。

天文好きっていうのを端的に言えば“かなりの変態”だな。

Seestar S50を箱出しのまま撮影してみたら

Seee昨日届いたZWO社 Seastar S50のバッテリーを充電して、ひと通りのイメージトレーニングを終えた日曜日の10月1日の夜。

夜と言っても21時頃に北東の空の高い位置に見える(はず)のアンドロメダ大星雲を撮影してみた。最初に撮影するのが我々の住んでいる天の川銀河の兄弟星雲だ。

  1. Seestar S50をベランダにセットして電源を入れてAppの入ったiPhoneXRを使って導入してみた。やり方はこうだ。
  2. GITZOカーボン三脚に取り付けたSeestar S50の電源を入れてベランダに置く。
  3. iPhoneにインストールしたSeestar Appを立ち上げる。
  4. Connectを押したらWi-Fiに接続しますとメッセージ。
  5. 数十秒掛かって接続が成功したらメニューのTonight’s BestからM31(Andromeda Nebula) を選択する。
  6. Go Toボタンを押すとと自動で本体が回転してレンズをM31があるであろう方向に移動してゆく。

センターに入っているか?と聞いてくるので、入っていたら🆗ボタンを押したら自動的に追尾し続けてくれる。

そして撮影したのがこのM31アンドロメダ大星雲だ。

続いて撮影したのがM45プレアデス星団で、これもメニューのM45を選択すると自動で画面の中央に導いてくれるのだ。すごい精度である。

1日の夜はこれで満足したが、やはりオリオン座にあるオリオン星雲を撮影したい。南東の空に姿を見せるのは日が明けた2日の午前2時を過ぎた頃だ。

ウトウトとしながら2時にベッドを出て、裏庭に三脚に取り付けたSeestar S50をセットして夜空を見上げると澄み切った空にオリオン座が輝いていた。

Seedstar AppからM42を選ぶとアンドロメダのときと同様に自動的に目的となる星の方角にレンズを向けて、しばらくするとM42を捉えた。
それも全自動でピントもオートフォーカスである。

画面下の赤い撮影ボタンを押すと10秒露光を繰り返してプレートソルビングした画像が表示された。すると一気に鳥が羽を広げたようなオリオン星雲が画面に表示されたのだ。1minの露光を終えた画像がこの画像である。