SkyWatcher SkyMax 127の電動フォーカス化がようやく完成

昨年の5月にシュミット楽天市場店のアウトレットで購入したSky-Watcher MAK127のピント合わせが手動だったので、6月にシュミットから出ているSky Watcherフォーカスモーター(電動フォーカサー)を取り付けた。

アルミ製のGT2 2GT 20歯タイミングプーリーと元から付いていたノブを利用して電動で動かしていたが、そのあとすぐにGT2 2GT 40歯タイミングプーリー(Bore Diameter : Bore 12mm, Width : Width 6mm)が届けられて交換しようと…思いながら交換せずに放置していた。

使い勝手に関しても特に問題がなかったのでそのまま使い続けて約1年以上、放ったらかしにしていた😅。

2023年の11月11日(土曜日)の午後から重い腰を上げて、ようやく手動のフォーカスノブをアルミ製のGT2 2GT 40歯タイミングプーリーに取り替えた。

このマクストフカセグレイン式の望遠鏡はフォーカスノブを軸に固定することでピントリング軸の位置決めをしているので、取り外したら軸が奥に入り込んでしまうためスペーサーを自作。
厚みは5.5mm。弾力性のある樹脂で作った。

それをピント調整ノブの軸に差し込んでからGT2 2GT 40歯タイミングプーリーを取り付けて完成。ギヤ比は1:2になった。

このアルミ製のGT2 2GT 20歯と40歯、そしてタイミングベルト200-2GT-6は日本のamazonではなく米国のamazon comから購入した。

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SkyWatcher SkyMax 127を電動フォーカス化

土星と木星

2022年10月14日の夜19時過ぎに南中した土星を撮影してみた。

今回は新しいマクストフカセグレイン式のSkyMax127ではなく、10年以上前に買ったマクストフカセグレイン式Meade ETX-90ECを使って撮影してみた。

架台はSkyMax127とセットで買った Virtuoso GTiに取付けて撮影した。

口径90mm・焦点距離1250mmなのでNIKON V1の1インチサイズの受光素子だと2.7倍になり、35mmカメラ換算で3375mm。70倍辺りの撮影である。


そしてその翌日の10月15日20時に木星を撮影した。

このときはSkyMax127を使用。どうもピントが来ないのが気になって使うのを躊躇していたが、せっかく買った望遠鏡なのでもっと使い込みたいので裏庭に出て撮影してみた。

SkyMax 127 は口径127mm・焦点距離1500mmで合成焦点距離4050mm。
カメラはNIKON V1なので倍率は約85倍になる。

写真は4枚の写真をスタックした画像である。

土星

2021年8月頃の土星の輪はかなり傾いていて土星本体を覆うくらいに見えていたが、2022年8月にはやや水平になりつつある。

そんな土星の写真を撮りたい。そう思って買ったのが6月に手に入れたSky-Watcher 127 焦点距離1,500mmのマクストフカセグレイン式の望遠鏡だった。

7月は天候が不順で私自身コロナの陽性になり、8月に入って一番観測しやすい時期にも天候が悪くてなかなか撮影できずにいた。

9月になると20時頃には南南東の夜空に土星が輝いていて撮影して見たが思ったほどきれいに撮れなかった。

そして10月に入り、2日の夜19時頃にSky-Watcher 127を経緯台式辞自動追尾のGTiに載せて撮影してみた。

それも直接焦点で撮影である。これが一番倍率が低くて土星を捉えやすかったからだ。

その時の撮影がコレ。

動画で撮影してStuckすればもっと滑らかな土星の映像を得ることが出来るのだろうが、今回はピントを合わすので精一杯。

SkyWatcher SkyMax 127の電動フォーカス化がほぼ完成

Skywacher フォーカスモーターが6月9日に届いてから、取付けるためのステーやCLM [ミニアリミゾ ビクセン互換]やタイミングベルトにタイミングプーリーが届いてきた。残るはGT2 2GT 40歯タイミングプーリー(Bore Diameter : Bore 12mm, Width : Width 6mm)が届けばほぼ完成なのだが、今ある状態で動くのではないか、40歯タイミングプーリーの代わりに元から付いているゴム製のフォーカスノブにタイミングベルトを取付けたらどうだろうと思ってやってみた。

思った以上にこれでうまく行った。歯数はないが比率で言えば1*1.3ぐらいだと思う。

ミニアリミゾ(ドブテイル)とL型ステーを取付ける6mmボルトは手元にあった10mm長さのものを使ったのだが、本来は12〜14mm欲しいのでこれを購入してくる予定。

それともうひとつ、屈折式望遠鏡も昨日注文したので、そろそろ届くはずなのだ。

口径70mmでEDレンズを使ったF値6で焦点距離が420mmの明るい屈折式望遠鏡である。

SkyWatcher SkyMax 127を電動フォーカス化

先日購入したSkywatcher SkyMax MAK 127 Virtuoso GTiの鏡筒の下に付いているフォーカスノブの直径は約20mmで、滑らかな回転で動いてくれる。

しかし1500mmという長焦点の天体望遠鏡のピント合わせは尋常ではない。
ちょっと触れるだけで画面がブレてピント合わせが非常にやり辛いのだ。

これを電動化出来れば、鏡筒に付いているフォーカスノブに触れることなくピント合わせが出来るのでは?と思い検索したところ、多くの方が電動フォーカス化を試みられていたのである。

電動モーターは低回転で動作するステッピングモーターで、コントローラーは高速・低速を切り替える事ができるものが良いので探していたら、欲しかったモーターユニットそのものがSkyMax 127を買ったシュミットで売っていた。

名前は“Sky Watcher フォーカスモーター”8,470円(税込み)


 

それを望遠鏡の鏡筒にあるドブテイルにマウントするためのアリ溝アダプター“AstroStreet CLM ミニアリミゾ ビクセン互換”をヨドバシ・ドット・コムで注文。2,750円


 

動力を伝えるためのタイミングプーリー“GT2 2GT 40歯タイミングプーリー・ボア12mm・同期ホイール・幅6mm”1,406円(送料90円)と、タイミングプーリー“GT2 2GT 20歯タイミングプーリー・シャフト穴 6.35mm・幅6mm”1,059円(送料480円)をAmazonで注文。

 


そしてモーターの20歯プーリーから望遠鏡のフォーカスノブに取付けた40歯プーリーに動力を伝えるための“GT2クローズドループタイミングベルトラバー同期ベルトW = 6mm L = 158mm”もAmazonで注文した。
(最終的にタイミングベルトラバーはW = 6mm L = 200mmが必要だった)

この組わせで電動フォーカス化が出来るかどうかは今のところ50:50の確率である。(^_^;)  Amazonで599円(2個入)

SKYMAX 127 VIRTUOSO(ヴィルトォーゾ)GTiが届いた

今朝はなかなか寝付けなかったので寝たり起きたりを繰り返していたのは、昨日の夕方に発送連絡があったからだ。

楽天市場のシュミットから佐川急便の配送で送られてきたのは、
“SKYWATCER SKYMAX 127 VIRTUOSO GTi”

朝、ワンコ達の散歩と天迦久珈琲に食パンを買いにゆくほんの少し前に佐川急便の軽自動車が駐車場に止まった。

早速受け取りに行ったら「大きな荷物です。重いですよ。」と言われて慎重に受け取った。

そのまま転けたり躓いたりしないように箱を担いてアトリエに持って行き、早速開封して中の望遠鏡の状態を確認してからワンコ達の散歩に出かけた。

ちょっと短めの散歩から帰るなり梱包を解いて、約9kgある望遠鏡と経緯台を引っ張り出した。
今使っているETX-90ECと比べるとかなり重い。(ETX90ECは約3.4kg)

ドブテイル(望遠鏡の側面に付いているアリ溝)は本体の側面の長さとほぼ同様の長さで取付けられている。これでカメラを取付けたときにも前後に移動することでバランスを取ることが出来る。

一番大きなスリック三脚に3/8inネジで取付けた望遠鏡本体を北に向けて本体を水平にし、アプリを立ち上げてアライメントを取ってみた。

そしてiPhoneに“SynScan Pro”アプリをダウンロードしてから本体の駆動用のバッテリー単3電池を8本組み込んだ。

VIRTUOSO(ヴィルトォーゾ)GTiの側面にあるスイッチをONにすると赤いランプが点滅し始める。WiFiの接続を待っているらしい。

WiFi接続が完了したらアライメントを行ってみた。

静かなモーター音と共に鏡筒がゆっくりと回転を始めた。

昼間なので星の導入テストは出来なかったが動作確認は出来たので今日はコレで良しとする。

Sky-Watcher MAK127 VIRTUOSO(ヴィルトォーゾ)GTi

MEADE ETX-90に付ける直焦アダプターを買って月や惑星を撮影してみようと思っていた。

参考になるようなWebやYouTubeを観ているときに“LensKing’s TV Bosque Rico”という日本人の男性が“ある天体望遠鏡”を熱く語っているのに出くわした。

ETX-90と同じマクストフカセグレイン式の天体望遠鏡だ。その望遠鏡の口径は127mmある。

思い返してみる今使っているMEADE ETX-90ECの発売年は1999年だった。もう20年以上昔の機器なのだ。iPhoneが発売される以前のマクストフカセグレイン式望遠鏡である。
私は新品で買ったわけではないが、新品の価格は125,000円(定価)でコントローラーが30,000円だった。

日時の記憶はないが、たまたま大阪に出かけた帰り道に奈良市のお宝倉庫のショーケースの中で新品同様のMEADE ETX-90ECJが置いてあり、これを見つけた途端に“おいでおいで”をしているように思ったので救出してきたのだ。
価格も30,000円以下だったような記憶がある。
2007年には撮影したデータが残っているので2007年以前ということだ。

昔の望遠鏡と言えば、精密に機械仕上げされた赤道儀にレンズや反射鏡を取付けた望遠鏡というのが当たり前だったが、近年は自動追尾してくれる電子機器の様相を呈していた。
ETX-90ECはコントローラーで星を自動で導入できる機種だったのだ。

その頃から20年以上経過した現在、新しい望遠鏡をWebで何度も観ているとだんだん欲しくなったではないか。

Webで見つけた“Sky-Watcher MAK127 VIRTUOSO GTi”を検索していると、鏡筒を固定しているアリガタが長いので前後に位置調整が出来るし、トドメはこのサイト“アイピースアダプターの末端にはM42 P0.75のネジが切られていて、一般的なTリングを介してカメラの取付が可能”と書かれていたのでTリングを取付ければNIKONのデジタルカメラやm4/3のカメラを取付られる。
(ETX-90の鏡筒に付いていたネジは特殊なサイズとピッチのネジだった)

楽天市場やAmazonで“Sky-Watcher MAK127 VIRTUOSO GTi”を検索していると7万6千円〜9万円ほどの価格で売っているが、楽天市場シュミット(アウトレット)ではなんと54,800円で売っているではないか。
(後で分かったことだが箱が少しだけ傷んでいただけらしい)
更に楽天のポイント利用すると-2,021円。
支払総額は52,779円😅

で?

もちろんポチったのは言うまでもない。

<鏡筒の主な仕様>
・光学形式:マクストフカセグレン式反射望遠鏡
・有効口径:127mm
・焦点距離:1,500mm
・口径比:1:11.8
・極限等級:12.3等
・集光力:329倍
・ファインダー:レッド・ドット・ファインダー
・鏡筒質量:約3.6kg(アイピース除く)
・セット品総質量:約8.2kg(電池、アイピース除く)
・付属品:アイピース(10mm、25mm)、90°天頂ミラー

<VIRTUOSO GTi(ヴィルトオーソ)の主な仕様>
・最大搭載可能重量:約6kg
・本体質量:約4.7kg(電池除く)
・電源:DC12V (単三形乾電池×8本)
・駆動:DCサーボ モーター
・駆動スピード:恒星時~800倍速
・追尾モード:恒星時追尾,月追尾
・データベース:固有名がついた恒星、二重星、メシエ,NGC,IC,Caldwellの各カタログ天体
・SynScan Pro App対応OS:iOS(iOS8.0以降のiPhone,iPad,及びiPod touchに対応)、Android OS