修理が上がってきたSUGESS Chronograph ST1901

今年の1月21日に購入したSUGESS Chronograph ST1901のストップウォッチの動作が変になった。

どうなったかというと、ストップウォッチをスタートさせてストップし、リセットしたときにストップウォッチの秒針が12時位置を行き過ぎたり戻らなかったりするのだ。

この時計、1960年代のクロノグラフのような顔をしていて、ケース直径は38mmと今どきの腕時計と比べるとずいぶん小振りで優しい顔をしているのが好きなのだ。それが調子悪くなったら困るのは当然である。

それで、購入したトゥールビヨン腕時計店にAmazon経由のメッセージで問い合わせたところ、『保証内なので修理します』と返答が来た。

2023年7月20日にクロネコヤマト便で指定された住所に送った。
住所:359-1167 埼玉県所沢市林2丁目477番地の23 多城倉庫
トゥールビヨン腕時計店宛


それから約2ヶ月が経った9月15日(金曜日)に佐川急便さんが時計を届けてくれた。

仔細にチェックして見たところきれいな状態で問題はない。

ただひとつ気になったのはベルトが元のベルトではないのだ。

新しいベルトが付いてくるなんてなんでだ?それにバネ棒の位置が裏表逆だし。

ここで私の友人でもある時計店の主にLINEして話をしていたら、「もしかしたら修理ではなく機械を載せ替えられたのかもしれません。」とのこと。

それからケースを含めて仔細に見ると…

購入してから半年腕に付けたり外したりしていたから注意して使っていても小傷が付いていたが、それがまったく無いのだ。

保護フィルムが両面に貼られているし、プッシュボタンにも保護フィルム。

そこでハッと気づいた。裏側のシースルーバックケースの番号が違ってたのである。
これは修理や機械の載せ替えではなく新品を送ってきたのだと分かった。

前の時計は歩度が11〜15秒+だったので、今回のはどんな具合か腕に嵌めた状態で計測してみることにした。結果は後日!


10月14日(土曜日)

毎日、腕に付けた状態で歩度を計測してみた。寝るときも外すことなく竜頭を巻き上げるのは午前8時前後に完全に巻き上げるのをひと月繰り返した。

その結果は驚くべきものだった。日差はほぼ±0に限りなく近い

Time GrapherでSUGESSの精度を測定してきた

3月30日に購入したSUGESS Chronograph Moonphase Masterの歩度を知りたいと思っていたので、今日の午後に計測してもらってきた。

たまに腕に嵌めたりケースに入れたりしている状態で歩度を見ていたら、96時間で10秒ほどの+状態なのだ。日差+2.5秒ほどの精度で動いているので、一度精度を測定して見たいと思っていた。

小柳時計店さんにあるLUHW Lautenschlager (Time Grapher)で計測してもらってきた。

その結果がこれだった。

平置きで+2Sec テンプの振りが342度 Beaterrorが0.0〜0.1msという素晴らしい状態だった。

この精度がいつまで続くかだな(^_^;)

 

SUGESS Chronograph MoonPhase Master ST1908GK

1月21日に購入したSUGESS Chronograph Swan Neck 38mm パンダダイアルの魅力に惹かれて、買ってからもSUGESSの機械時計をいろいろと調べていた。

38mm パンダダイアル購入時にも迷っていた機械時計があった。それはムーンフェイズが文字盤の6時位置付いていて12時のところには日付表示があるクロノグラフだ。

SUGESSのWebサイトを観てみるとムーンフェイズの機械時計は36件ヒットして、その中のクロノグラフ搭載モデルは8種類。

違いは文字盤のカラーとケースのカラー、そして針の形状の違いが主なところだ。

この時計はAmazonでも楽天でもAliExpress(通称アリエク)eBayでも販売している。

そしてAmazonでも3社がマーケットプレイスで販売している。以前買ったのは“トゥールビヨン 腕時計店”である。

ここはAmazonに在庫を持っているようで、Primeだし発送は早いのがとても良い。

“トゥールビヨン 腕時計店”でも発送がこの店舗から発送しているのがあって、そちらは納期が半月ほど掛かるのは、たぶん現地発送だと思われる。

私が買うのはもちろんAmazon発送の商品で、その理由は万が一商品に問題があったときにAmazonが仲介してくれるのだ。(前回、ここで買った機械時計がそうである)

前回の購入時に注文したものと違う文字盤でスワンネックではない時計が届いたときも、返品・返金はAmazonがしてくれる。

今回買ったSUGESS製の時計は“SUGESS Chronograph MoonPhase Master ST1908GK”という複雑時計で、Chronographや昔から欲しかったMoonPhase(月齢表示)が付いているのだ。

この月齢表示には59歯の歯車が必要になる。なぜ59歯なのか?

59の1/2は29.5。これは月が一巡する日数なのである。

この時計のムーヴメントはVenus 175が搭載されている機械で、中国製だから“中国茄子”と呼ばれる機械が入っていて、ストップウォッチ機能・日付機能・そして月齢表示機能が搭載されている。

買ったカラーはローズゴールド。これがなんともきれいなカラーなのだ。

表面のガラスはサファイアガラスで裏のシースルーバックはミネラルガラスである。

緩急針の調整は残念ながらGoose Neck(Swan Neck)ではなくベーシックな緩急芯である。

注文したのが3月29日で到着が3月30日の夕方18時過ぎだった。

すぐに開封して中の機械の確認をしてみた。

竜頭を巻き上げてクロノグラフのスタート・ストップをしたが問題はなかった。

次に日付表示と月齢表示を合わす。合わし方は8時と10時位置にあるプッシュボタンを爪楊枝で押し込むことで一日ずつ日送りが出来るようになっている。

19時にハックして24時間後に時刻を確認したら日差+4〜5秒というところだ。

先に買ったSUGESS Chronograph Swan Neck 38mm パンダダイアルは日差+11〜12秒だったので、今回のほうが精度が高い。

ベルトのディプロインバックルは両開き(観音開き)バタフライ型である。

SUGESS Chronograph Swan Neck 38mm Silver & Goldが届いた

昨日届いたSUGESS Chronographのムーヴメントはレギュレーターがスワンネックになっていない普通のムーヴメントで、文字盤も注文したものとは違うのが届いたので、返品手続きをしてから再注文した話は前回の投稿で書いたとおりである。

今朝の9時30分にクロネコヤマトさんが返品対応に来てくれた時に「Amazonの返品は今朝でもう2つあったんですよ。」と話していたくらい返品トラブルがあるようだった。

午後15時、家内の親戚が九州から来るので、私と家内がJR奈良駅まで迎えに行ったのだが、その時に再注文した腕時計が配達していると表示が出ていた。

そうなったら気もそぞろで、東大寺の南側で家内と親戚の夫婦と子供さんを下すなり家に戻った。

15時40分に帰宅して10分ほどすると玄関の呼び鈴がなった。待っていた時計の配達である。今回はクロネコヤマトではなくAmazon配送だった。(天理配送)

ワクワクしながら昨日と同じように開封する。間違い無いかな?

どうやら今回は全く問題なく注文していたクリーム文字盤(シルバー&ゴールド)でSwan Neckのムーヴメントが入った時計が届いたのである。

クリームカラーとなっていたが、裏のケースには“CHRONOGRAPH MECHANICAL ST1901 5ATM 316L STAINLESS STEEL S.G 063“と書かれてあるので、S.Gとは想像だがこの時計のメーカーSea-gullの略だろうと思う。

※Sea-gullは天津海鷗 (Tianjin Seagull) – 中国の時計メーカー。

Venus 175をリファインしたムーヴメントをじっくりと眺めるとかなり美しいのが良く分かる。

開封動画を撮ったのでYouTubeにアップしました。

Sea-gull 1963の復刻版であるSUGESS Chronograph Swan Neck ホワイトA

私は時計が好きだ。
腕時計の中でも機械時計が好きで、特にクロノグラフが一番である。

しかしクロノグラフでもクオーツには興味がない。クロノグラフは1960年代に作られた機械式クロノグラフが最高だと思っている男である。

アメリカの宇宙計画に深く関与していたOmega SpeedMasterは永遠に憧れだ。

更にその頃に作られた機械式ムーヴメントはほとんどが垂涎の的になっている。
話し出すと止まらなくなるので、今回の主題に戻ろう。

いつものようにAmazonを回遊していたときのこと、あなたにお勧めの…と出たのがこんな腕時計だった。
ビーナス175(Cal.Venus175)を搭載した腕時計を中国がライセンス生産したクロノグラフのことである。

Chinaと言えば模倣の国。
悪く言えばライセンスも取らずにリバースエンジニアリングで良く似たものを勝手に作り上げるような悪いイメージがあるのだが、この時計に搭載されているビーナス175は、どうやら1960年頃に中国が空軍用のクロノグラフを探している時にSwissのCal.Venus175のライセンスを買い取って作ったのがこのムーヴメントだと言われているらしいが、真偽の程は分からない。
元の時計は“Sea-gull 1963“がベースになっている。

そんな裏話をネットで知り、このSUGESSという機械式クロノグラフを眺めていると妙に親近感が湧いてくるではないか。

更にSUGESSの文字盤や中に入っているビーナス175のライセンス生産と呼ばれる機械を見ても荒削りなところはほとんど無いに等しく、緩急針はSwan Neckで機械の仕上げを見ているとスイス製の高級機もこのくらいだったかな?と思われるほどの出来である。

China製なのでさすがに文字盤は安物感が出ているのでは?と思われるだろうがそうではない。
きれいな仕上げでインデックスも針の仕上げも高級機と何ら変わらないほどの素晴らしさに見えた。

そうなれば欲しくなるのは時計好きの性(サガ)というもの。

我慢出来ずにAmazonに掲載されている商品の中でも配送が特に速い“トゥールビヨン 腕時計店“の商品をポチった。

買ったのは「SUGESS 腕時計 クロノグラフ 機械式 アナログ 腕時計メンズ パンダダイアル パイロット 牛革ベルト 高級 シースルーバック オシャレ 人気 Swan Neck Regulator 38mm (ホワイトA)」である。
長いので「SUGESS クロノグラフ パンダダイアル Swan Neck 38mm (ホワイトA)」ということにする。

注文した翌日の午後3時にヤマト便で配送されてきた。
ワクワクしながら開封動画を撮りつつ仔細に見ていると…
なんじゃこりゃ!
決して貧弱な時計が届いた訳では無い。同類だが違う商品が届いたのだ。
注文したのは、
SUGESS クロノグラフ パンダダイアル Swan Neck 38mm (ホワイトA)なのに
届いたのは
SUGESS クロノグラフ パンダダイアル 40mm (ホワイトB)なのだよ。
末尾のBとはスワンネックレギュレーターではないムーヴメントで、もちろん文字盤も違っている。

届いたのはこれだった。40mmの外径でムーヴメントは普通のレギュレーター

かなりショックで心拍が一気に120まで跳ね上がったのをApple Watchが報告した。

すぐにMacBook ProでAmazonを立ち上げて返品・返金の作業に移ったのはいうまでも無い。

更に返品・返金の手筈が終わったので、もう一度同じマーケットプレイスの出品者(トゥールビヨン 腕時計店)に注文した。
今度は“40mm (ホワイトA)“ではなく“38mm (クリームB)“注文することにした。
同じ“38mm (ホワイトA)“を注文したらまた間違って梱包された40mm (ホワイトB)が届いたら溜まったものではないからである。

※クリームAとは:文字盤がホワイトではなくクリーム(薄いゴールド)でインデックスが金色をしたモデル。