ジャスミンのお葬式

昨年の2022年の初めから白内障になり始めていたジャスミン(トイプードル)

11月頃まではそんな状態でも元気に過ごしてくれていました。

しかし年末が近づくと徐々に歩くのも遅くなり、カラダも痩せてきていました。

12月になると家の中でも階段はかろうじて登れるくらいで、夜一緒に寝ていても、階段を降りてトイレにゆく姿を見ていると不安になり、一緒について行っていって階段から落ちないように見ていたのです。

そして2023年になって1月5日に奈良の平城宮跡記念公園に連れてくとゆっくりだけれど楽しそうに歩いてくれるのが最後の姿でした。

1月11日には寝たきりで水を飲ますのはシリンジで口に注ぎ込んでようやく飲んでくれていましたが、12日の朝日が登る前に心臓が止まりました。

悲嘆に暮れてその日はがっくりと落ち込んでいるわけにもいかず、ジャスミンを丁寧に弔ってくれる霊園を探しました。

信頼しているR STYLE建築工房の代表に相談したら宇治動物霊園を紹介してくださいました。

「宇治動物霊園の方の印象も僕なりには良かったので…」とのことだったので、12日の午前中に宇治動物霊園に電話を入れたら、電話に出た女性が丁寧に説明をしてくださったので予約は翌日13日の10時でお願いしました。

そして翌日の今日、13日。
“宇治動物霊園”は奈良からの距離は約30km、 24号線307号線を棺に入ったジャスミンを載せて家内とふたりで走って行きました。
京都府宇治市宇治金井戸は天ヶ瀬ダムの西側の小高い山の中腹にある個性的な動物霊園です。

山の入り口辺りには宇治市の斎場や京都天ヶ瀬メモリアル公園(墓地)があり、小高い山の頂上付近には広大な養鶏場京都翔英グラウンドという球場がありました。

宇治動物霊園には梅の花や椿の花が咲き、鳥の声が聞こえる静かな山の中腹にあります。

手入れの行き届いた動物霊園で、オーナーを含め3人で霊園を管理されているようです。ビジネスライクではない親切な対応で、暖かい気持ちになる葬いをしてもらいました。

紹介して下さった茨木さんがおっしゃっていたとおり、まるで人間のお葬式のようでした。