Meade ETX-90ECの鏡筒と自動経緯台を分離

2007年頃、お宝倉庫で偶然に見つけて即購入したMeade ETX-90ECJ
90mmのマクストフカセグレン式の天体望遠鏡だった。
鏡筒の短さが気に入っていて、月を撮影したらきれいな映像を結んでくれた。

これ、自動導入式の経緯台になっていて単3電池8本で専用のコントローラーを使って天体の名前を選びGOTOを押すと結構大きな音の駆動音がして自動導入できるのだ。

それから15年、新しく買ったSkywatcher SkyMax127 Virtuoso GTiの自動経緯台にETX-90ECの鏡筒だけを載せられないかと思案していた。

ETX-90ECの鏡筒と経緯台の分解方法をWeb検索してみたが、“分解した”と書いて分解後の写真は載せても分解途中の写真や説明が書かれたサイトはひとつもない。

しょうがないのでだいたいこんなところから分解するのだろうと検討を付けたところから分解を始めた。

  1. 裏の電池ボックスの周りに3箇所のゴム足を外すとプラスネジが出てくる
  2. 経緯台と鏡筒を支えるアームを分離するためのネジが裏側の切り欠きから見える
  3. 片側3本で鏡筒を支えるアームのプラスネジを外す
  4. 両方のアームを支えるネジを外して駆動モーターの入っていない方を取り外す
  5. アーム左右の固定ネジを取り外す
  6. 鏡筒を駆動アームから引き抜くと分離が完了
  7. 鏡筒に付いているアームの支えになっている軸とギヤをT15のドライバーで取り外す

ざっと書き出すとこんな方法である。

トップに分解したときの写真を載せておく。

次はETX-90ECの鏡筒の下に付いているネジを利用してアリガタを取付けたらVirtuoso GTiに取付けが可能だ。

分解した途中経過報告は以上。

追記:ここまで分解して気づいたのだが、鏡筒だけを分離するなら鏡筒後部のT15ネジを片側2本両側で4本外すだけで分解出来るのだと今更気づいた。(^_^;)

SkyWatcher SkyMax 127を電動フォーカス化

先日購入したSkywatcher SkyMax MAK 127 Virtuoso GTiの鏡筒の下に付いているフォーカスノブの直径は約20mmで、滑らかな回転で動いてくれる。

しかし1500mmという超焦点の天体望遠鏡のピント合わせは尋常ではない。ちょっと触れるだけで画面がブレてピント合わせが非常にやり辛いのだ。

これを電動化出来れば、鏡筒に付いているフォーカスノブに触れることなくピント合わせが出来るのでは?と思い検索したところ、多くの方が電動フォーカス化を試みられていたのである。

電動モーターは低回転で動作するステッピングモーターで、コントローラーは高速・低速を切り替える事ができるものがあると良いと探していたら、SkyMax 127を買ったシュミットで欲しかったモーターユニットそのものが売っていた。

名前は“Sky Watcher フォーカスモーター”8,470円(税込み)


 

それを望遠鏡の鏡筒にあるドブテイルにマウントするためのアリ溝アダプター“AstroStreet CLM ミニアリミゾ ビクセン互換”をヨドバシ・ドット・コムで注文。2,750円


 

動力を伝えるためのタイミングプーリー“GT2 2GT 40歯タイミングプーリー・ボア12mm・同期ホイール・幅6mm”1,406円(送料90円)と、タイミングプーリー“GT2 2GT 20歯タイミングプーリー・シャフト穴 6.35mm・幅6mm”1,059円(送料480円)をAmazonで注文。

 


そしてモーターの20歯プーリーから望遠鏡のフォーカスノブに取付けた40歯プーリーに動力を伝えるための“GT2クローズドループタイミングベルトラバー同期ベルトW = 6mm L = 158mm”もAmazonで注文した。

この組わせで電動フォーカス化が出来るかどうかは今のところ50:50の確率である。(^_^;)  Amazonで599円(2個入)

レジンで作るキーチェーンの宇宙

今朝は望遠鏡🔭とカメラ📷から少し離れてレジンで遊ぶ。

ブルーを後ろに入れてラメを散りばめてみた。

中に入れる小さなブリオンを探さなきゃ。

作り方は20mmの半球形シリコン型にクリアブルーを8割ほど流し込んで紫外線で硬化させた後、透明のレジンを流して少しだけ硬めてから手元にあった金色のブリオンをピンセットで並べた。

20mmの半球形シリコン型に透明レジンを注入して色んな色のラメを入れて混ぜ合わせてから紫外線で硬化させる。

硬化したブルーのレジンと透明のレジンをシリコン型から取り外して、ちょうど真ん中どおしで貼り付ける。貼り付けるには片側にレジンを塗って紫外線で硬化させる。

貼り合わせ面にバリがあるのでヤスリで均して球形に近づける。

その後はドリルの先端に挟み込んで樹脂を磨く液体でポリッシュして完成だ。

SKYMAX 127 VIRTUOSO(ヴィルトォーゾ)GTiが届いた

今朝はなかなか寝付けなかったので寝たり起きたりを繰り返していたのは、昨日の夕方に発送連絡があったからだ。

楽天市場のシュミットから佐川急便の配送で送られてきたのは、
“SKYWATCER SKYMAX 127 VIRTUOSO GTi”

朝、ワンコ達の散歩と天迦久珈琲に食パンを買いにゆくほんの少し前に佐川急便の軽自動車が駐車場に止まった。

早速受け取りに行ったら「大きな荷物です。重いですよ。」と言われて慎重に受け取った。

そのまま転けたり躓いたりしないように箱を担いてアトリエに持って行き、早速開封して中の望遠鏡の状態を確認してからワンコ達の散歩に出かけた。

ちょっと短めの散歩から帰るなり梱包を解いて、約9kgある望遠鏡と経緯台を引っ張り出した。
今使っているETX-90ECと比べるとかなり重い。(ETX90ECは約3.4kg)

ドブテイル(望遠鏡の側面に付いているアリ溝)は本体の側面の長さとほぼ同様の長さで取付けられている。これでカメラを取付けたときにも前後に移動することでバランスを取ることが出来る。

一番大きなスリック三脚に3/8inネジで取付けた望遠鏡本体を北に向けて本体を水平にし、アプリを立ち上げてアライメントを取ってみた。

そしてiPhoneに“SynScan Pro”アプリをダウンロードしてから本体の駆動用のバッテリー単3電池を8本組み込んだ。

VIRTUOSO(ヴィルトォーゾ)GTiの側面にあるスイッチをONにすると赤いランプが点滅し始める。WiFiの接続を待っているらしい。

WiFi接続が完了したらアライメントを行ってみた。

静かなモーター音と共に鏡筒がゆっくりと回転を始めた。

昼間なので星の導入テストは出来なかったが動作確認は出来たので今日はコレで良しとする。