VT250F2Dのテールカウル

2020年8月末にVT250F2Dを買ってからエンジン関連や走行部分のレストアはモトパワーがきれいに仕上げてくれた。

外観はそれなりの汚れや痛みはあるものの、38年の経過を考えれば割合にきれいな状態だったが、ひとつ気になった箇所がテールカウルの小傷と塗装のハゲた箇所があったのが気になっていた。
想像するにツーリングの際に物を積載した時に塗装が剥げたのだと推測している。

再塗装するとしても専用のコルチナホワイト塗料はそれなりの価格がするし、タッチアップ塗料ですら2,000円以上。そしてカウルに付いている樹脂製のHONDAのエンブレムに描いてある赤色のウイングマークも剥げてしまっている。
もちろんだが、すでにメーカーにパーツは無い。

そこでいつものようにヤフオク!できれいなテールカウルが出ないかと昨年からずっと探りをいれたらついにきれいなVT250F2D用のテールカウルを発見。

これが出品されていたのだ。

これは手に入れねば。

実はこれを落札する前にVT250FC用のテールカウル落札していたのだった(^_^;)。これもかなりきれいな状態である。

2021.05.25(火)に3,200円(送料別)で落札。きれいな状態のVT250F2D用テールカウルは旧車を手広く扱っているウエマツからの出品だった。

届いてからしばらくして取り付けてみた。

VT250F2Dのフロントスクリーン交換

2021年4月12日(月曜日)
VT250Fインテグラのフロントスクリーン取り外し。
38年間、一度も外されたことがない(はず)フロントスクリーンを取り外して、中性洗剤で洗ってから再び取付けた。
外す時に注意するのは、裏側で停めてある鍔付ナットをカウルの中に落とさないようにすること。
厄介なのはヘッドライト上の2つのビスを外す時に、裏から手が入らないのだ。
メガネレンチが辛うじて差し込める隙間しか無い。
そこで思い付いた。
鍔付ナットを確実に保持するために、めがねレンチにネオジウムマグネットを取付けた。
これでメガネレンチを振ってもナットは落ちない。

❶.スクリーンを取り外した

❷.カウル側を掃除し終わった

❸.スクリーンを再び取付けた

❹.メーターシュラウドとスクリーンの隙間


2021年4月29日(木曜日)
38年前のHONDAの古いVT250Fインテグラのフロントスクリーン、割れちゃいないが新品も今となっては手に入らん。
当時のパーツリストを見たら13,000円だって、高いやなあ。
スクリーンの一番上(最後の箇所)がプイッと跳ね上がったのが好きなんだけど、純正は同じカーブで終わってる。
風を跳ね上げるような形状のこんな形をしたスクリーンが欲しいと探してたらヤフオク!で見つけたけどVT250F2F用だって。
F2Dにも使えるんじゃなかろか?

下がヤフオク!で売っていたF2F用のスクリーン

2021年5月7日(金曜日)
VT250Fインテグラ(F2D)の社外品スクリーンが昨日届いたので、取り付けた。
これ、本来はF2D用ではなくF2F用あるいはVF400Fインテグラ用なのだが、見た目は一緒なので、ダメ元で購入してみたところ、ほぼ問題なく取り付けられた。(9,900円送料込)

ほぼというのは、ビスの穴が楕円に開けられていて少しずつ調整できるようになってるみたいなのだが、そのせいでビスが横向いて嵌まり込む箇所があったので、手元にあったワッシャーで抑えた。
適正なワッシャーを探して買ってこよう。

VT250F2Dの燃料コックのオーバーホール

VT250F2Dの燃料コックは基本的に分解は不可である。

パーツとして設定されているのは“フューエルオートロックASSY.”というものだけだ。③ Parts No.16950-KE8-000(4,100円)あるいは“コックボディCOMP.” ④ Parts No.16951-KE8-005(2,500円) だけである。
※価格は1983年5月10日現在のパーツリストから抜粋

内部のパッキンや専用のOリングはリペアパーツとして出ないことになっている。

ガソリンを供給する燃料タンクの下に付けられてON-OFF-RESと切替えるための重要なパーツが燃料コック。そんな必要不可欠なパーツなのにHONDAからはすでに廃盤になっているという悲しさ(酷さ)。

そこで新しいパッキンと専用のOリングを入手して、カシメてある部分を座刳(ざぐ)ってネジ止め出来るようにタップを立てて、パッキンとOリングを新しいものに交換することが出来れば最良なのだ。
しかしパッキンすら入手が困難だと思われたが、ヤフオク!で手に入れる事が出来たのは良いが、価格は8,100円、非常に高価なパッキンとなった。

それでもこれが無いと修理が出来ないのですぐに落札した。
そしてこの厄介な作業をやってくれたのは、いつものようにモトパワー。

3月3日の朝、LINEに着信があって写真とともにメッセージが届いた。
「本日中に仕上げる予定」

送られてきた写真は分解されてビーズブラスト仕上げされ、驚くほどきれいになった燃料コックの写真だった。

燃料コックの内部清掃のみならず、外観まできれいに仕上げてもらったのだ。

そりゃもう感謝感謝である。

そして夕方の17時にモトパワーから借りていたスーパーカブに乗ってVT250F2Dを受け取りに行ったのは言うまでもない。

VT250F2Dのステムベアリングの交換

完成してから少し乗ってみて気になっていたステムベアリングのヘタリ。ステアリングを左右に振ってからセンターにするとコクっと止まる箇所があるのだ。

2月12日(金曜日)にステムベアリングの交換のためにモトパワーに入場させていたVT250F2Dが翌日の土曜日にベアリングの交換をしてもらえた。

受領のためモトパワーから借りていたSuperCub90DXに乗って受領に行ってきた。

昨日のお昼にモトパワーに乗って行ってステムベアリングの交換をお願いしたら、とても忙しい時なのにも関わらず、今朝出来上がった旨の連絡をもらったので、家内と啓明とわんこ達と片岡梅林まで梅見散歩に行ってからすぐにVT250F2Dを受取りに出掛けていった。

燃料ホースも交換してもらっている。

これで低速でも中速でも不安のない素直な回頭性が戻って来た。

写っている“あられ”モトパワーの木村社長からの頂きものだ。

VT250F2Dのシート張替え

38年前のバイクとしては割合にきれいなんだけど、シートの表皮はそれ相応に傷んで裂けたところもあってみすぼらしいのが嫌だ。

裂けているのはタンクと接している左右が解れて中のアンコが見えている。

きっと元の落ち主の体重が重くて前寄りに座っていたから荷重が先端に集中して裂けたのでは?と推測している。

Web検索したらYahooショッピングに“初期型VT250F 1型(FC・F2D)MC08オーダー製作カスタムシートカバー(張替え用表皮)”が売っていたのでポチった。

Yahooショッピングの購入店はルーシージャパンYahoo!店 。
初期型VT250F 1型(FC・F2D)シートカバー張替え用MC08【ベルト付】で検索。購入価格は3,870円(送料880円)だった。

VT250Fの燃料タンクとシートが接する箇所が裂けていたので、張替え用のシートと同時にAmazonに注文したエアータッカーを使用して新しいシートカバーと交換。
元のシートの針の数は56本打ってあった。
自分で張り替えるときもほぼ同数の60本。

張り替えるために使ったエアタッカーの購入はAmazonで“バイクパーツセンター 保証付エアタッカーセット 6ミリ針3000本 9038”というモノ。

購入時の価格は4,298円(Prime会員なので送料無料)

仕上げは新しく付いてきていたタンデム用シートベルトにポンチで穴を掛けてから取付金具とともにシートに取付けて完成。

これをするためだけにエアータッカーを買うってなんだかなあ。

出来上がったVT250F2Dを受領に

2021年1月7日、VT250F2Dが完成したとモトパワーの木村さんから連絡をもらっていた。フルカウルのロアー部分の修理で持ち帰っていたので、翌日の8日にモトパワーに届けておいた。

受領に行くのはもう少し寒波が和らいでからと連絡しておいた。

1月15日、忠ちゃんが風呂場の混合水栓の取り替えに来てくれた。

一緒に洋食春で有頭海老フライ🦐とハンバーグを食べたあと、忠ちゃんのクルマに乗せてもらってモトパワーまで出来上がったVT250Fインテグラを取りにいった。

写真は忠ちゃんと洋食春で食べた有頭海老ハンバークとモトパワーで完成した記念写真である。

お休みに入ったモトパワーさんから連絡

お休みに入った奈良市のバイク店のモトパワーの社長からMessengerにメッセージと写真が届いた。

先週の25日にフレームから降ろされていてエンジンのシリンダーヘッドを外した状態で置かれてあったエンジンの写真を撮ってきた。

社長の木村さんは近所に出掛けていてしばらく待ったら帰ってこられたので、いろいろと話しを伺ってきた。

後ろバンクのカムチェーンテンショナーが悪くなっていたので、整備するためにエンジンを降ろして作業されていたのだ。

シリンダーヘッドを外した状態なので組み上げる前にピストンヘッドに付着したカーボンをきれいに掃除されるらしい。

そして4日が過ぎた29日の夜のこと、Messengerにメッセージが届いた。

そこにはきれいになったピストンヘッドが写っていた。

もう感激である。

VT250F2Dの進捗は

昨日の夕方、モトパワーの木村さんからメッセージが届いた。

「すみません、年内完成出来そうにないです。1月中には仕上げます。宜しくお願いします。」というメッセージと共に写真が添付されてきた。

エンジンがフレームから分離されて作業場に降ろされている写真だった。

厄介だと想像していた後ろ側エキゾーストフランジが無事に外れたのだ。(実際は前側のエキゾーストフランジのほうが固着が酷かったらしい)

すぐにクルマに乗ってモトパワーに向かう途中、木村さんに「今から少しだけ見に行きます。」とメッセージを入れておいた。

到着してVT250Fが置かれている作業台のところに居たら「今ちょっと外に出ているので明日のほうが良いかと…」と返信が来たので「今、モトパワーに来ています」と連絡を返した。

お店に到着してすぐにKOJIMAさんから作業状態の様子を説明してもらっていたのだ。リヤバンクのエキゾーストフランジは前側よりも外しやすかったとのこと。

しかし問題のあったリヤバンク側のカムチェーンテンショナーのスライドする軸部分のストッパーが摩耗していたためにテンショナーの役目を果たさなくなっており、それで正常なエンジンよりもカムチェーンの音が大きかったらしい。

降ろされたエンジンのピストンヘッドに付いているカーボンスラッジをきれいに削ぎ取って貰っているところだ。

2021年の1月中には完成させると言われたので楽しみである。

帰り際にもち吉のオカキをたくさん袋に入れて頂いたのを持ち帰った。

モトパワーにはお客様からお礼としていろんなお菓子や飲み物が届けられている。

これを見ても如何に信頼されて感謝をされているお店だということが分かるだろう。

ネジさえすんなり外れてくれたら…

1ヶ月ぶりにモトパワーさんに行ってきた。
「一度見に来てください。」と一昨日の夜に木村社長からメッセージをもらったからだ。

エキパイのフランジ部分などの外気に触れて熱の入っている箇所さえスンナリと外れてくれたら作業は早いんだろけど、あちこち固着していて難儀されてるそうで…😅
(エキパイを固定しているナットは外れていたがフランジが固着)

まあ、今すぐに戻ってきてもこれから寒くなってきたら乗らないだろうから一向に構わんのだ。

完成するのは誕生日のプレゼントになるような気がするなあ。それも有り。

VT250F2Dのパーツをモトパワーに

日曜日、es_さんがNL(オランダ)とUK(英国)から取り寄せてくださったVT250Fのエンジン関連パーツを今日の午後にモトパワーに持ち込んだ。

YouTubeの二輪関連のバイク動画を見ていたら「なぜバイク屋は持ち込み部品交換を嫌がるのか?」というタイトルのYouTube動画を見つけた。

そのこと(パーツ持ち込み)はモトパワーさんに確かめた。
「ウチは大助かりです。基本は修理屋さんです。まったくそんなことはありません。そんなことを言っているバイク屋さんがあるのですか?」とまで言われた。
これは前から知っていたことだが、敢えて聞いてみたのだ。

ここで買ったバイクは1982年に新車で買ったHONDA VT250Fと1986年に代車でお借りしたSUZUKI GAGを売ってもらったのと1988年に買ったHONDA BROS 650、そしてMonkey 30周年モデルの4台である。(せがれのSUZUKI EPOもでした)

HONDA CT110TL125SBイーハートーブスーパーカブも今回のVT250F2Dも他所からの持ち込みである。

え〜、話はもとに戻って、VT250Fの修理の完成は11月に入るか10月も後半かなあ?
修理の台数を見たらかなりの量の修理が入っていた。旧車も何台も。
ツーサイクル3気筒のH1もあったな。

またエンジンを開けたら連絡をもらえるだろうから楽しみにしている。

※行ったついでに全く乗っていなかったSUZUKI GAGの自賠責保険に加入してきた。 平成30年6月から切れたままだった…(^_^;)