SONY CYBERSHOT HX400VからNIKON COOLPIX P1000に

2017年10月31日、龍福鉄道の旅行に使おうとヤマダ電機で購入したSONY CyberShot DSC-HX400V。(2014年4月4日発売)

SONY CyberShot DSC-HX400V1200mm相当 光学50倍ズーム(デジタル100倍ズーム)ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズに惹かれて購入した。
(重さ:660g)購入価格は47,304円(税込)

高校のバイク仲間達との旅行で使うのがメインで、たまにこれで天体撮影をしていた。月を撮っていたのだ。

これがなかなかきれいに写ってくれてその時は充分に満足していた。

CyberShot DSC-HX400Vが発売されていた時にはNIKONからはCOOLPIX P900という超望遠のデジタルカメラが発売(2015年3月19日発売)されていたが、ヤマダ電機にはあいにく品切れで商品が無かったので購入出来なかったのだ。
(重さ:約900g)

CyberShot DSC-HX400Vを上回る2000 mm相当 光学83倍の超望遠ズームが付いているのが魅力だったがモノが無ければ仕方がない。

旅行に使わないときにはほとんど月ばかり撮影していた。撮って補正を加えたら見違えるようなきれいな月の写真が撮れるのだった。

しばらくしてNIKONから2018年9月14日に発売予定の“3000mm相当の超望遠撮影が可能な世界最高の光学125倍ズームを実現したコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P1000」”というのが発表されたのがずっと気になっていた。

デジタルカメラの性能はレンズの性能や受光素子の大きさで滑らかさや解像度が変わるのだが、天体撮影に関しては前玉の口径(デカさ)で分解能が決まるのである。

新しく発売されたP1000はコンパクトデジタルカメラとは到底呼べない驚くほどの大きなレンズが付いていた。35mm換算で24mm(f2,4)から3000mm(f8)まで対応しようとしたら必然的にこの口径になるのだ。

そしてコロナ禍(COVID-19)が2019年の1月から世界に蔓延し、NIKONがこのカメラの製造をしているタイ王国までもが影響を受けたのだろう。モノが入ってこなくなったのである。

発売時の価格がオープン価格で実売価格は12万円ほどだったが、2021年後半になるとモノは無いし商品を持っているところは14万円という高い価格設定を付けていた。

12万円台の価格表示をしている店舗もたくさんあったがモノがないのだ。入荷次第…と表示されているだけである。

どこで購入しようかと迷っているあいだに価格はどんどん上がってゆくばかり。

Amazonで中古品-かなり良いあるいはほぼ新品のものを探していたらいくつか見つけたので、試しに?買ってみることにした。

AmazonのマケプレでSmile Hermonyだったかな?ここで125,800円で売っていたP1000を買うことにした。“写真に写っているものがすべて”と書いてある。

翌日の5月8日(日曜日)の午後5時頃にAmazon配送(たぶん天理配送)が届けてくれた。

 

早速開封してみると、本体はかなりきれいだったが、以下の付属品“本体充電ACアダプター EH-73P、USBケーブル UC-E21”が欠品していた。

新品なら下記の付属品があるはずである。
“ストラップ、レンズキャップ LC-77、Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL20a、本体充電ACアダプター EH-73P、USBケーブル UC-E21、バヨネット式レンズフード HB-CP1”

そのかわり、NIKONの純正バッテリーチャージャー “MH-29”が付属していたので良しとする。(希望小売価格:4,950円

本体はかなり大きいので片手で持つときは注意が必要なほど大きくて重い。

参考のために重さを計測しておく。

手持ちのSDカード“Transcend SDHC 8GB”をフォーマットしてテスト撮影した月の画像がこれだ。

撮影時間は18:35 月齢7.5 天文薄明の頃に撮影した。

光学ズームの最望遠である539mm(35mm換算:3000mm)で撮影したのが左、右はデジタルズーム6000mmでの撮影。

口径が大きいので分解能も優れていて、月の火口ひとつひとつがしっかりと分離しているのが解るだろう。

続いてSONY CyberShot DSC-HX400Vとの比較を撮影したものを掲載しておく。

元データからリサイズしているので、その点を割り引いてご覧頂きたい。