年寄りの冷水

Facebookに限ったことではないが、SNSで複数のアカウントを持っている人がいる。

目的があって複数のアカウントを作っているのであれば良いのだが、私の歳に近い男女がそれをやっているのを知ると、どうしてそうなったかを聞いてみたところ、ほとんど全員が「前のアカウントのパスワードが分からないので新しく作った…」そんなことを全く悪びれることなく吐かすのである。

なにせ小・中・高・大の頃にはパソコンなんて無かった世代。存在したのは紙に穴が空いてそれを機械に読み込ませるような代物だけだった。

今のようにアプリケーションソフトウェアという概念さえ無かった頃だ。
(Apple IIは1977年頃、初代Macは1984年)

1980年代初めに普及し始めたFaxが会社に導入されて、Faxこそ最先端だと思っている“化石”のような世代である。

そんな連中が中堅どころになった90年代にパソコンに触れ、ようやくなんとか指一本で入力していた頃にインターネットだ。

そうなるといろんなところでアカウントだIDだログインだパスワードだと、今まで聞いたことも無いような言葉の洪水に、ハイテク機器と言えばFaxしか知らない腐ったカボチャのようなアタマで乗り切ろうとした頃には定年退職。

今まで鼻高々で使っていた携帯電話(ガラケー)からスマートホンを持つようになり、使い方が解らないと言って子供や孫から教わりながら、終いには愛想を尽かされて何事も無かったように新しいアカウントを作ってアクセスしているのだ。
そんな連中が私の同級生である。

Facebookに複数のアカウントを持っている同級生は全員友達から削除した。
怖いからだ。友達申請が来ても当然の如く無視する。

そんな奴らに限って何の投稿もせず、似たような境遇の同級生を探しては友達申請しているのが判る。

なにが面白くてアカウントを作ったんだろうねえ。止めとけば良いのに。