鈴鹿サーキットの想い出

今はたぶん鈴鹿では開催していないだろうと思うのですが、1995年頃に10名ほどの限定人数で1泊2日の泊り込みで教官から徹底的にブレーキの基本を教わる上級の安全運転講習が鈴鹿で開催されていました。

水を散水したスキッド路面でABSをオフにしたクルマのブレーキを確実に車輪をロックするだけの強さで踏み込む練習。

これをやってみると如何に普段の急ブレーキが思っているほどの急ブレーキでは無いのを実感しました。

急ブレーキとはベダルを踏む力が床を突き破るほど踏まないとダメだと指摘されたことです。ABSをオフにしたフェリオの四輪をロックさせるつもりでも後輪しかロックしない人がほとんどでした。

訓練されていないと急ブレーキだと思っても踏む力はあまりに弱すぎる。
女性がヒールを履いてブレーキを踏むなんてもってのほか・・・って気がしましたね。

「自分がキライな人の顔写真をペダルに貼り付けて思いっ切り踏みなさい。」(この発言はオフレコにと言われましたが)と教わりました。なるほどと実感。

そのあとは同じクルマのABSをオンにした時とオフにした時の挙動。
(ABSのON-OFFスイッチをエンジンルーム内に設置してある専用車)

それが上手く出来るようになったあとは前方に設置された特殊な信号機(真ん中が赤で両側が緑)を見ながら40km/hで走りながら信号の真ん中の赤が点灯したら急停止、左が付いたら右に0.5秒以内に車線変更、右が付いたらその逆に車線変更というようなえげつない練習をきっちりと出来るまでやらされます。

更に高速ブレーキでABSの効果を体験するのは鈴鹿サーキットの本コースのストレートでした。

教官からの指示で100km/hまで加速し150cmほどの赤いコーン手前何メートルか前の白線を引いた箇所でABSを効かせた状態のフルブレーキをくれながら赤いコーンを避ける危険回避運動の訓練します。

要は100kmでフルブレーキングしながらステアリングを切るっていうおっかない訓練を鈴鹿サーキットのグランドスタンド前で体験させてくれるのです。

鈴鹿での安全運転講習に使われるクルマはもちろんホンダ車で、2日間の訓練で新品のタイヤは2日目にはスリップサインが出るところまで減っちゃいます。

2代目のシビックフェリオが教習車で講習費用はホンダサーキットホテルの宿泊と食事込みで5万円ですからほとんどがホンダの支援で実施されていたんだと思いました。

今はツインリンクもてぎでやっているみたいですね。

急ブレーキや危険回避運動を実際に体験できるとても良い訓練だと思います。

最終日の楽しみは鈴鹿サーキットの本コースを走らせてもらえること。

走り出す前に「ワタシを追い越さないように。」と教官から釘を刺されて鈴鹿サーキットの本コースを走るのですが、教官のスピードは本気で走るので速い速い!とてもじゃないが抜けません。

そんな走りを南コースも含めてするのでタイヤは減るわけです。