奈良市役所前にあった奈良署が大森町に移動してきてから、身近なところで違反者を捕まえる所謂“小銭稼ぎ”がやすらぎの道の南の端っこの八軒町東で行われるようになった。
このやすらぎの道、南へ向かおうとしても線路があるので行き止まり。
踏切はない。
東西方向に昔からある生活道路が走っているだけである。
この道のひとつ西側の京終の踏切側から走ってきたクルマは西から東に向かって短い距離を走り、やすらぎの道に出たら左折(北に向かう)するのが多い。
右には少しだけ道があるがその先は線路なのでフェンスがあるだけである。
しかし何故かこの交差点は一旦停止の標識がある。
以前の計画では京終踏切をここに移動しておかたに病院前につなげるはずだったが地元の反対にあって頓挫。
(おかたに病院前にもやすらぎの道につながるハズの道がある)
それがこの不可思議な道を産んだのである。
やすらぎの道に繋げるように踏切を移動するのが大局的に見ると間違いなく利便性があるのだが、そうなると現在の踏切を撤去するわけで、その近所に住んでいる人にとってはまことに不便になるわけだ。
どこでもこんな事が起こりうる。
今までから狭い道にも関わらず大安寺方面からやすらぎの道に通じる道なので自動車の通行が非常に多い。
そこで一旦停止するクルマもほとんど無かった。
奴ら官憲はそこに目を付けたわけだ。
「ここで一旦停止しないクルマを見つけて検挙すれば入れ食いやんけ。楽して青切符切れるわ。」とクルミのような脳味噌で考えたのだろう。
そんな馬鹿モノの考える事に呼応するようにここで捕まる奴がおるんだわ。
あんまりバカバカしいから、今度ここを一旦停止せずに駆け抜けてやろう。
もちろん、クルマやバイクや自転車ではないぞ。
一旦停止なんぞどこ吹く風。足で走って駆け抜けるのだ。
(オレもたいてい暇人である)