病院の朝は早い。
0715時には朝食が出てくる。
普段は0730時に朝食を食べるのだが、更にそれよりも早い時間に普段とは違う献立の朝食である。
コーヒーも無くクロワッサンもスクランブルエッグも無いがたまには良いだろう。
朝ご飯を食べた後にはお腹が痛くなってきた。
カラダが悪いのではない。食べたら出す!その儀式だ。
しかし歩くことはもちろんのこと、ベッドから起き上がるのも厳禁らしい。
どうするのか。
寝てするしかない。
「そんなこと出来るか!」と理性は抗っている。
しかし腹痛は「ええやん!ここでやっても。」と妥協をしそうになっている。
結局、理性が負けた。
お腹がスッキリしたのは言うまでもない。
昼前に啓明が来てくれた。
昨日、Apple Storeで注文したSIMM FreeのiPhone 6がSoftBankのiPhone 5用nano SIMMで動くかどうか心配でならないらしい。
「大丈夫!」とワタシがハッキリ言うと安心したようだ。
この時代、キャリア主導のスマートフォンなど時代錯誤も甚だしいとワタシは思っている。
ハードウェアのiPhoneがSIMMフリーで、使う人が好きなキャリアを選ぶのが当然至極当たり前である。
それをキャリア主導で拘束しようとする魂胆が気に入らない。
SIMMフリー機よりも三割ほど安くするからSIMMロックしたiPhoneを購入して使って欲しいと言うなら未だしも、価格はほとんど変わらないのにSIMMロックする事で自社のキャリアに拘束しようとする国内三社の考え方には我慢がならぬ。
だから倅にはSIMMフリーのiPhone 6を買うように勧めた。
使えるかどうか心配なのは分かるが今もワタシに全幅の信頼を置いているようで迷わず一括購入した。
流石だ。
おっと、話しが横道に逸れてしまった。
12時過ぎに昼ご飯を食べ終わって倅とiPhoneの話をしていたら、速水の姐さんがお見舞いに来てくれた。
花とアーモンドチョコとフルーツグラノーラとプリンとホットコーヒーを持って。
姐さんは私が36歳の頃から8年間、ワタシの仕事のパートナーをしてくれた才女である。
一緒に仕事をしていた会社をワタシが辞めてからも信頼と友情は続いている。
ずっと一緒にいても話しの尽きない楽しいパートナーである。
見舞いに来てくれた病室の窓から見える景色はこんな感じに見えている。