実用エンジンで3速しかない90ccの原付二種バイクにタコメーターは必要か?
必要です。小排気量ならばこそ美味しい回転域を知るための道具として。
とか言っているが、要するにエンジンの鼓動を数値で知りたい訳よ。
ちょうどKawasaki250TRに使っていたDAYTONAの電気式タコメーターを保存していたので、それを取り付けることにした。
配線は簡単でIGコイル(イグニッションコイル)の+からパルスを拾って電気式タコメーターに伝えるだけである。
懐深くに取付けられているIGコイルを探すのと配線を引き回すのが面倒なだけだ。
最初に右側のサイドカバーを外してバッテリーやCDIユニットやウィンカーリレーが付いているボックスをフレームから外して、その奥にあるIGコイルを見つけることが先決。
センターバックボーンから針金を通してから先端に分岐パルスハーネスを取付けてIGコイル近くまで引き込む。
IGコイルに刺さっている黒/黄の平コネクタを外して分岐パルスハーネスに取付けて、分岐パルスハーネスの平コネクターのメスをIGコイルに差し込む。
次にヘッドライトリムを外してヘッドライト内部にあるアース線の緑と+線の黒線を探して、コレにも分岐ハーネスを取付けてメーターケーブルと同じ箇所に開いている穴からハーネスを外に引き出す。
電気式タコメーターから出ている白線をパルスケーブルに接続し、赤はプラス線に、黒はマイナス線にエボシ結線で差し込んで動作を確認する。
エンジンキーを回してONにするとタコメーターに照明が付いて針が時計回りに大きく振ってからゼロ位置に戻る初期動作が終わる。
セルボタンを押してエンジンを掛けたらタコメーターの針は1400rpm辺りで震えている。