964年製SEIKOワンプッシュクロノ

国産の腕時計続きでまたもうひとつ。

1964年製SEIKOワンプッシュクロノ Cal.5717。

東京オリンピックが開催される1964年は日本の時計メーカーからストップウオッチ付の腕時計がいくつか発売されたうちのひとつ。

これは東京オリンピック前に発売されたもので、裏蓋にはタツノオトシゴのマークは付いていない。

腕時計は丸型三針というのが一般的だった時代にクロノグラフ機構を組み込んだ腕時計は珍しかった。

但しクロノグラフ用の分針が無いので、計測できるのは60秒。

それでも見やすい文字盤とバーインデックスと細い秒針とベゼル外側の可動式ダイアルは斬新だった。

これ、高校の同級生、親友でバイク仲間の久保田君が高校の時に腕に嵌めていたもの。

あの頃から彼の持っていたこのSEIKOワンプッシュクロノが欲しくて堪らんかった。

それから何年経っただろう?

彼の家に遊びに行った時に譲り受けた時にはプッシュボタンと竜頭は無く、文字盤は汗か水分で汚れていたが、小柳時計店さんでオーバーホールしてもらって新品の輝きを取り戻した。