自社の車の車名を知らなかった社長

これは10年ほど前のお正月明けにホンダオートテラス奈良で本当にあった出来事である。

奈良のホンダの社長がディーラーに来ていてお客様に挨拶をされていた。

私のところにもやってきて挨拶をされた。

横にある私のクルマをチラッと横目で見たあと、立ち去りながら横で同行していた工場長に囁くように「あのクルマは何というクルマだ?」と問い掛けているのが聞こえてきてコケそうになった。

私のクルマは2000年に発売された最初のインサイトZE1。

トヨタのハイブリッドの初代プリウスに対抗して、アルミボディを纏って空力を徹底的に追求したホンダの力作だ。

製造コストが販売価格の倍以上掛かったというとんでもないクルマだが、そのエポックメイキングなクルマを東京から天下ってきた奈良県の社長が知らなかったのが、なんとバカバカしくて、ホンダの凋落を感じた時だった。

嗚呼情けなや情けなや。

なんぼ天下って来たって自社のクルマを知らないようなあんな人を社長にするなよな。

あとで横にいた当時の工場長と大笑いしたのは内緒だ。

推測な話:奈良のホンダの社長は、あくまでも推測だが、東京である程度上まで行ったけれどそれ以上は芽が出ずに、本社のお情けで残りの人生を地方のディーラーの社長として2〜3年過ごしてたんまりと退職金をもらってお辞めになると。
そんなシステムなんじゃないのかなあ。
だから最近のホンダは馬鹿が増殖するのかと推測。