MEADE ETX-90用カメラアダプターと…

Meade ETX-90ECは最初から天頂ミラー機能が付いていて、90度光軸を曲げた状態でアイピースを取付けて使うのが基本になっている。

更に本体の横に左右に突き出たアルミのノブがあって、それを捻ることで光軸を90度曲げているミラーを下向きに押し下げて光軸を直行方向に換えることが出来るのだ。たぶんこちら側にはカメラなどを取付けることを想定しているのだと思われる。

しかし直行方向側に付いているネジサイズを計測するとM35 1.0mmピッチ。これはあまり一般的では無いようで、要は専用品を使えと言うことだろう。

そのために専用の“MEADE ETX-90用カメラアダプター#64”というのがあるらしいのだが、すでにディスコンティニューになっていて手に入らない。

それでヤフオク!でウォッチしていたら、ついに程度の良さそうなのが送料込みで3,000円で出ていたではないか。これを逃す手はない。

25日の21時過ぎに終了するので、少し多い目の金額を入札しておいたら4,160円で落札出来た。

落札出来たのでM42 P0.75→1.25インチに変更するアダプターを購入しておいた。
これにはアイピース(接眼レンズ)を差込むことも出来るし、前後にM42 P0.75のオス及び雌ネジが切られているので27mmの延長筒としても使えるスグレモノ。

これで直行方向からでもアイピースを挿し込む事が出来るようになる。

“MEADE ETX-90用カメラアダプター#64”を使えば90度方向からアイピースを使い、直行方向側にはカメラを取付けて撮影出来る。

そしてドブテイルアダプターを取付けたETX-90ECをVirtuoso GTiに載せることで、ETX-90ECが蘇るのだ。

これはますます楽しくなってくるぞ。

Meade ETX-90ECの鏡筒にドブテイルマウントを

Meade ETX-90ECの両側から支えるフォーク型経緯台にマウントされた鏡筒を分離することができたので、次は鏡筒の下に2個ある1/4インチネジにドブテイルアダプターを探して取付けることだった。

いくつか候補があったが、出来が良さそうで精度も高そうなKENKO製を購入した。

“Kenko カメラ/天体望遠鏡用アクセサリ MILTOL リバーシブルマウントプレート KF-RM”という名前の製品である。(Amazonで3,918円)

片側がビクセン互換マウントの形状になっており、もう片方がアルカスイス互換マウントの形をしているのがこのリバーシブルマウントプレートの特徴。
昨日注文して今日の夕方に届いたので、ETX-90ECの鏡筒に取付けてみたらバッチリだった。

アイピースやカメラの取付けは横からになるがそれはしょうがない。

後はあれだな、あれだ。後ろのM35 1.0ピッチの雄ネジに取付けるカメラマウントだ。しかしもうかなり前に製造中止になっていて手に入るのか?

※ヤフオク!を観ていたら“MEADE ETX90用カメラアダプター”が1個出品されていたのを見つけた!これはなんとしても落札する😁

Meade ETX-90ECの鏡筒と自動経緯台を分離

2007年頃、お宝倉庫で偶然に見つけて即購入したMeade ETX-90ECJ
90mmのマクストフカセグレン式の天体望遠鏡だった。
鏡筒の短さが気に入っていて、月を撮影したらきれいな映像を結んでくれた。

これ、自動導入式の経緯台になっていて単3電池8本で専用のコントローラーを使って天体の名前を選びGOTOを押すと結構大きな音の駆動音がして自動導入できるのだ。

それから15年、新しく買ったSkywatcher SkyMax127 Virtuoso GTiの自動経緯台にETX-90ECの鏡筒だけを載せられないかと思案していた。

ETX-90ECの鏡筒と経緯台の分解方法をWeb検索してみたが、“分解した”と書いて分解後の写真は載せても分解途中の写真や説明が書かれたサイトはひとつもない。

しょうがないのでだいたいこんなところから分解するのだろうと検討を付けたところから分解を始めた。

  1. 裏の電池ボックスの周りに3箇所のゴム足を外すとプラスネジが出てくる
  2. 経緯台と鏡筒を支えるアームを分離するためのネジが裏側の切り欠きから見える
  3. 片側3本で鏡筒を支えるアームのプラスネジを外す
  4. 両方のアームを支えるネジを外して駆動モーターの入っていない方を取り外す
  5. アーム左右の固定ネジを取り外す
  6. 鏡筒を駆動アームから引き抜くと分離が完了
  7. 鏡筒に付いているアームの支えになっている軸とギヤをT15のドライバーで取り外す

ざっと書き出すとこんな方法である。

トップに分解したときの写真を載せておく。

次はETX-90ECの鏡筒の下に付いているネジを利用してアリガタを取付けたらVirtuoso GTiに取付けが可能だ。

分解した途中経過報告は以上。

追記:ここまで分解して気づいたのだが、鏡筒だけを分離するなら鏡筒後部のT15ネジを片側2本両側で4本外すだけで分解出来るのだと今更気づいた。(^_^;)