NHKのドラマに出てくる月と小道具に強烈な違和感

朝ドラ“ブギウギ”を毎朝観ています。

今朝、11月16日(木曜日)第7週「義理と恋とワテ」のワンシーンです。
たまに気づく事ですが、NHKさんがドラマを作る際に月を画面に描く(実際の月ではないので描くとしました)時に感じる強烈な違和感があります。

大きさが大き過ぎるのはもちろんですが、月の左側が輝いているこの光り方は下弦の月で月齢は22〜24です。

それと傾き方がほとんどなくまっすぐと言うことは、太陽が左側、月が南中に近い状態。
つまり陽が昇っている状態でしかあり得ないのですよ。

月の公転面は地球に対して5度ほどしか傾いていないから、この月の欠け具合🌘だともっと高度は高くなる。(地球の公転面は25度弱)

月がこのような欠け方をするのは太陽がが昇ってすぐです。そしてこれは明け方にしても月は真っ直ぐだし、高度は低いし空は暗い…

2022年後期に放送された“舞い上がれ!”の時も雑な月の扱いが気になりました。
[30話スワン号の奇跡]時間は8:10〜8:12のところです。

テーブル上の置き時計が11時10分(夜の設定ですから23時10分)を指しているのに、窓から見えるように描かれた月の月齢は5ほどの欠け具合。
これだと時間は日没後すぐでしか起こり得ない事象です。

天体は雰囲気だけで描かないで欲しい。
あまりにも荒唐無稽です。

満月は太陽と反対方向にしか見えないのはお分かりですよね。それを理解してもらえたら必然で月の描き方は理解出来るはずです。

そして最後にもうひとつ付け加えると、時代が明治時代や戦前なのに、メガネのレンズがマルチコートって有り得ないでしょ。