ベッドで不在者投票

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11月28日からずっと入院しているので今回の衆議院議員総選挙は生まれて初めて期日前に不在者投票をした。

期日は12月10日、場所は市立奈良病院内の別館2階の会議室。
更にベッドから動けない患者はベッド上で投票が出来るのを知った。
ワタシはこれに該当する。

12月10日の午後3時、師長(婦長)と選挙を管理する方が2人でワタシのベッド横まで来られた。
ひと通りの説明の後に白色とオレンジ色と若草色の封筒が目の前に置かれた。
小選挙区選出と比例代表選出、そして最高裁判所裁判官の国民審査である。

議員名・政党名・最高裁判所裁判官の国民審査を書いて各々の封筒に入っている小さな封筒にいれて、更に二重の封筒にそれをいれてから封印して自分の名前を署名するのである。

こんな経験は生まれて初めてだった。

それにしても入院していても投票するのに、行かなかった人間って何考えとるの?と言いたくなる。
人間放棄してるんかい!


実録 : 福井の入院生活

ワタシの病室の区画のカーテンはいつもピッチリと閉めているので、看護師さんが来ると「福井さぁ〜ん!いいですかぁ?」と声を掛けてくれる。
ベッドに寝たきりなんで気を使って頂いている。

看護師さん「福井さぁ〜ん!いいですかぁ?」
福井「(小声で)すみません。オシッコしてます。気にせずどうぞ!」

看護師さん「福井さぁ〜ん!いいですかぁ?」
福井「(更に小声で)すみませ〜ん、ウンチしてました。蓋しましたので大丈夫です。」

看護師さん「福井さぁ〜ん!いいですかぁ?」
福井「(無言で)放屁中で〜す。」
看護師さん「無言・・・・〆」

看護師さん「福井さぁ〜ん!いいですかぁ?」
福井「・・・・ムニャ・・・ムニャ」
疲れてうつらうつらして寝ボケているワタシの“昔は大切やったところ”を看護師さんがそっと洗ってくれた。

ちょっと嬉し恥ずかしかった。


ファラオになる日

2014年12月11日(木曜日)
なんのこっちゃねん?

『王が亡くなってミイラにされるときはきっとこんなんやろうなあ。』と言うのに近いのが病院でカラダを洗ってもらうやり方だ。

木曜日はベッドから起きてはいけない(起きることが出来ない)患者のために看護師さんがカラダを洗ってくれる特別な日である。

そして今回は12月4日に続いて2回目。

指定された時間が来るとベッドごと一階下の4階にあるシャワー室に運び込まれる。

着ている服を看護師さん二人あるいは三人の手でパンツまで脱がされる。

寝ているベッドに横付けされたシャワー専用のお湯を貯めることが出来るベッドに転がるように移動する。

申し訳程度にタオルがカラダの中心に置かれ、頭の上からカラダそして足の先までシャワーでお湯を掛けられてボディソープで洗ってもらう。

この作業(あくまでも作業である)で1週間分の汚れを落とす訳だ。

正面が終わると今度は横を向いて背中とお尻を洗ってもらう。
もちろん申し訳程度に掛けられたタオルの下も遠慮なくつまみ洗いされる。

握るのではなく“つまむ”というのがミソ。

そうして再びシャワーで泡を洗い流してもらって乾いたタオルでカラダを吹き、元のベッドに転がって戻るのが一連の儀式となる。

文字にすると味も素っ気も無いがまさにこの通りの作業が秘密めいたシャワー専用室の出来事であった。

でもさっぱりしたなあ。


退院退院素早く退院

を夢見てるのですがどうなることやら。
ベッドの上だけだとネタも切れてきた。

入院してから体力が落ちるのを防ぐためのリハビリを続けている。

立ったり座ったりは勿論出来ないのでベッドで寝たままの状態で行うのである。

入院した最初の頃は下肢に痺れがあって、左足が上手く動かなかったのを治す練習だった。

更に足の筋力が衰え無いように片膝を立ててもう片方の足をまっすぐに伸ばして上下する事で足の衰えを防ぐこと。足首の左右にゴムを掛けて開くことでチカラを付ける。

それをサポートしてくれるのが若くて可愛らしい看護師さんである。
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別嬪三人娘 + オマケ

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12月8日(月曜日)午後2時10分
一条高校2・3年の時に同級生だった自称【ベッピン三人娘】の明ちゃん、時ちゃん、裕子ちゃんがお見舞いに来てくれました。
※いやホンマに別嬪さんなんです。
(これはあくまでも福井の主観的感想です)

「高校の頃は色が白かったのになんで今はそんなに黒いの?」だって。
「劣化して腐ってきてるねん!」と言うときました。
互いに太っただの黒くなっただの掛け合い漫才みたいで可笑しかったらしいです。
そんな話しが出来てお腹が捩れるくらい笑ってまた腰椎を骨折するかと思った。
とっても楽しかったなあ。

高校の女友達3人の嵐のようなお見舞いが去ったあと、薬剤師さんがやって来て「なんかとても楽しそうでしたね。聞きたいことがあったんだけど近寄れませんでした。」と言われてしまいました。

4人部屋だからかなり迷惑を掛けたかも。

「迷惑やから早目に自宅療養にしましょか?」とはならないかなあ。


ミイラの気分

入院してから一週間目の木曜日。
初めてのシャワーをして貰える日だ。

月曜日はベッドに寝たままシャンプーしてもらったが、それ以外は熱いタオルでカラダを拭いてもらうしかなかった。

しかし今日は違う。
シャワーだ。

しかし・・・・今日はやはりベッドに寝たまま、そしてエレベーターに乗せられたままシャワー室にむかった。

そこはタイル張りと壁面だけが目に入る。寝たままなのでそれしか見えない。

「福井さん、これから隣のベッドに移ってもらいますのでジャージや下着を全て脱いでもらいます。」と言われて看護師さんの3人がかりで裸にされた。

すっ裸になって転がるように入浴用のベッドに移動した。
腹の上には申し訳程度にハンドタオルが被せられたままである。

「熱くないですか?」と声を掛けられてシャワーでカラダにお湯を掛けてもらいながら湯量を増やしていく。

ようやくカラダが半分浸かるぐらいの湯量になった。
ひとりの看護師さんがシャンプーしてくれてふたりが全身を洗ってくれる。

まるでミイラを作る前の儀式のようである。

カラダが動かせないので看護師さん3人に為されるがままの状態は絶望的な無力感に苛まれた。

小さな子供なら可愛いだろうがこんな還暦のオッサンを看護師さんが洗ってくれるのは例え仕事とは言え申し訳ない気持ちが先に立つ。

30分ほどかけて身体中をくまなく洗ってもらったお陰でスッキリしたのは言うまでもない。


美醜の方程式

鬼瓦な看護婦さんは出入りするときにカーテンをキッチリと閉めない。

可愛らしい看護婦さんは笑顔でこちらを見ながら閉めるからぴったり閉めるけど、鬼瓦な看護婦さんは急いでいるのだろうか後手で閉めようとするがカラダが太いから手が後ろに回らないので完全に閉まらない。

それでカーテンは少し開いたままになってしまう。

ワタシが「カーテンを最後まで閉めてください」と言うと
鬼瓦な看護婦さんは「ハイハイ!」と如何にも面倒くさそうな返事が返ってくる。

笑顔で相手の顔を見て微笑む。
これが美人は普通に出来る。

鬼瓦は相手の顔を見ない。
微笑まない。
だからブサイクになる。
これ、方程式。

日頃の細やかな心遣いが可愛くて美人な看護婦さんを育む。

(※鬼瓦=ブサイクに変換の事)
(※ 看護婦=2001年からは看護師と呼ぶが慣用的表現で女性警察官を婦警と呼ぶのと等しい)


3日ぶりのシャンプー

11月28日の午後に入院してから3日ぶりに髪を洗ってもらって頭痛が無くなったぐらいにスッキリと気持ちよくなった。

髪の毛がどうのこうの言う歳でもないが、洗ってもらった後の気持ち良さは最高である。

それもベッドに寝たまま洗ってもらったのは生まれて初めて経験だった。

最後はドライヤーで髪の毛を乾かしてもらって軽やかな髪になった。

しかし写真ではどう見てもむさ苦しいオッサンにしか見えないのが情けないが。

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朝の曇り空が午後からは晴れ

病院の朝は早い。
0715時には朝食が出てくる。
普段は0730時に朝食を食べるのだが、更にそれよりも早い時間に普段とは違う献立の朝食である。
コーヒーも無くクロワッサンもスクランブルエッグも無いがたまには良いだろう。

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朝ご飯を食べた後にはお腹が痛くなってきた。
カラダが悪いのではない。食べたら出す!その儀式だ。
しかし歩くことはもちろんのこと、ベッドから起き上がるのも厳禁らしい。

どうするのか。

寝てするしかない。

そんなこと出来るか!」と理性は抗っている。

しかし腹痛は「ええやん!ここでやっても。」と妥協をしそうになっている。

結局、理性が負けた

お腹がスッキリしたのは言うまでもない。

昼前に啓明が来てくれた。
昨日、Apple Storeで注文したSIMM FreeのiPhone 6がSoftBankのiPhone 5用nano SIMMで動くかどうか心配でならないらしい。
大丈夫!」とワタシがハッキリ言うと安心したようだ。
この時代、キャリア主導のスマートフォンなど時代錯誤も甚だしいとワタシは思っている。

ハードウェアのiPhoneがSIMMフリーで、使う人が好きなキャリアを選ぶのが当然至極当たり前である。

それをキャリア主導で拘束しようとする魂胆が気に入らない。

SIMMフリー機よりも三割ほど安くするからSIMMロックしたiPhoneを購入して使って欲しいと言うなら未だしも、価格はほとんど変わらないのにSIMMロックする事で自社のキャリアに拘束しようとする国内三社の考え方には我慢がならぬ。

だから倅にはSIMMフリーのiPhone 6を買うように勧めた。
使えるかどうか心配なのは分かるが今もワタシに全幅の信頼を置いているようで迷わず一括購入した。
流石だ。

おっと、話しが横道に逸れてしまった。

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12時過ぎに昼ご飯を食べ終わって倅とiPhoneの話をしていたら、速水の姐さんがお見舞いに来てくれた。
花とアーモンドチョコとフルーツグラノーラとプリンとホットコーヒーを持って。

姐さんは私が36歳の頃から8年間、ワタシの仕事のパートナーをしてくれた才女である。
一緒に仕事をしていた会社をワタシが辞めてからも信頼と友情は続いている。
ずっと一緒にいても話しの尽きない楽しいパートナーである。

見舞いに来てくれた病室の窓から見える景色はこんな感じに見えている。

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私もドナドナ

診察の予約は来月の9日だが、足の鈍い痺れが気になって市立奈良病院の整形外科の高先生の診察を受けた。

やはり私の骨が年齢以上に脆い原因を調べるらしくて今日はCTを撮った。

結果は足を動かす筋肉に泡のような気泡?が有ったり前立腺に影が見えたり太い血管に動脈硬化の疑いを見つけられて愕然とした。

例えるなら配管の劣化と詰まり(動脈硬化)やオイルフィルタの汚れ(腎臓に影)やドレンコックの詰まり(前立腺のナンチャラ)など、まさしく古いクルマ同然である。

先生はあらためてこう言われた。
「入院しましょか?」
こう言われて「イヤです」と言える訳が無い。
コクンと頷くしか出来なかった。

すぐに部屋を取ってもらって入院前の検査に入る。
血液検査・肺活量検査・胸部レントゲン・尿検査ほか幾つもの検査を受けた後に5階南棟537号室の大部屋に案内された。

今年になって完成した市立奈良病院の病室は物凄くきれいで広々している。
父が入院していた沢井病院と比べたら全く段違いのVIP待遇かと思うほどである。

4人部屋の窓側のベッドに案内された。
寝たきりなので空しか見えないが1人の空間はほとんど四畳半ほどの広さがあって閉塞感は全くない。

一緒に居てくれた家内は一旦家に戻り、18時前に再び着替えやiPhone 6 Plusの充電器を持ってきてくれた。

18時前に夕食の時間になって出たのがこれである。

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入院検査のために昼ご飯を食べなかったので空腹感が増していたが、カラダを40度までしか起こしては駄目と私には御達しがあるらしく非常に苦しい姿勢での夕食だった。

夜、19時40分には会社帰りの倅が私の好きなホットコーヒーを買って持ってきてくれた。
32歳になるがいつまでも親想いの可愛い息子だ。
どこぞの髭を生やしたバカ息子とはえらい違いである。
(天に唾を吐いた)

綺麗な病室の写真はまたいずれ。
これからしばらく闘病生活がつづく。