同窓会の純情

四十数年ぶりに中学校の同窓会が開かれたあと、何人かの方と親しくメールのやりとりをさせていただいています。

中学生の頃には話せなかった人でも今ではすんなりと会話が出来るようになりましたが、それでもやはり女の人とはなかなか喋れないものです。

どれを初恋と呼ぶかは人それぞれだろうけど、幼稚園の頃や小学校の頃から好きな女の子はいました。
しかし中学生になって憧れた人がいました。
会場に入ってすぐに気づいて遠目で見ているだけでもドキドキしてきます。
当時はほとんど喋ったことが無かったのに今ではすんなりと喋っている自分がそこにいましたが、実際は脇から大量の汗をかいていたのはここだけの秘密です。

二次会の会場でも彼女と話しかけることもままならず喧騒の中で彼女の姿をファインダー越しに眺めながらシャッターを切るのが精一杯でした。

当日撮影した画像をスライドショー形式の動画にしてネットにアップしたものを当日参加した同級生に見てもらってそれなりに好評でした。
今でもその雰囲気を思い出したくなると観ることがあります。

ネットで観ることが出来ない人の為にDVDに焼き、送付先を教えてもらって何人かに送りました。
「見たよ!」と電話でお礼を頂いたり、メールで嬉しいお礼を頂いたりしました。

DSC_39295月も終わり頃、綺麗な字で宛名に僕の名前が書かれた手紙が届きました。

同窓会の日に初めて話しをしたステキな女性、眞澄さんからの手紙でした。
キーボードを叩いて瞬時に文字に変換してくれるメールが日常の中に入り込んできて、当たり前のようにメールでのやり取りをしていると、切手を貼った封筒を開けた時の嬉しさは格別でした。

きれいな文字で書かれた大人の文面を一文字一文字目で追いながら何度も読み返しました。
すぐにメールでお礼を書いて送りました。
送った後、手紙を書いて送ればよかったと後悔。

今でも充分に嬉しかったけど、もっと若い頃にこんな手紙をもらっていたらひっくり返って喜んでいただろうな。

※事実と空想の物語