L39-M4/3アダプタに取り付けたNIKKOR-H 5cm

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このレンズはNicca 3Fという距離計連動カメラに付いている標準レンズのNIKKOR-H 1:2 f=5cm。

黒帯仕様のクラシカルなNIKKORだ。

FマウントのNIKKOR-Hはガウス型だがこのNIKKOR-Hはゾナータイプで1956年ごろのレンズだ。

∞から3.5feetまでレンズ後端のカムにボディ側の距離計に連動したコロが接するように作られている。

このレンズの面白いのは最短距離の3.5feetで一旦ヘリコイドが重くなるが、更に回すと1.5feetまで近距離撮影ができるようになっていること。

この当時の距離計連動カメラでは3.5feetがボディと連動する最短距離で、それ以降はいくらレンズを繰り出してもボディ側に付いたコロがレンズのカムに接することが出来ないので距離計は動かない。

しかしこのレンズをミラーレス一眼のフォーサーズマウントに取り付けるとすべての距離でピントが合う。

今から50年以上昔のレンズをこうやって使うことが出来るのはミラーレス一眼が出てきたおかげだ。

B&Wフィルムが大半だった頃のレンズを現代のCMOSで使う。

面白いではないか。

このレンズの詳しい話は「ニッコール千夜一夜物語」に掲載されているので一読をお勧めする。